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コラム:NPOの未来


NPO法人とは NPO法人とは NPO法人とは

NPOという社会活動

 「NPO(Non Profit Organization)」は、ボランティア活動などの社会貢献活動を行い、営利ではなくその団体の使命・目的のため、自発的な社会的活動を継続して行う団体の総称で、「民間非営利組織」と訳されます。このうち「NPO法人」とは、特定非営利活動促進法(NPO法)に基づき、法人格(個人以外で権利や義務の主体となり得るもの)を取得した「特定非営利活動法人」の一般的な総称です。


「何かやらいや」が生んだNPO未来

 NPO未来の活動は2001年の「くらよし未来ウオーク」から始まり、2004年1月に法人認証を受けました。 もともとPTA会長の集まりの話の中から、「何かやらいや」という盛り上がりで始まり、いろいろな出会い、つながりから、輪が広がっていきました。当時の未来ウオークのお礼の中で「身近な風景の中に、昨日まで気づかなかったことを発見し、参加することで新たな出会いや思い出を生んだ。友人にも楽しんでもらいたいと誘い、ウオークの輪が広がって、倉吉の発展を願う多くの団体・企業の方々が熱く『未来』を語った」と岸田寛昭理事長は書いています。


誰かのために、それがやる気・元気の源

 一人のやりたいという思いに共感した仲間が助け合い、知恵を出し合って、一人ではできないことが実現できた喜び、誰かの役に立ったという幸せ、達成感、感動がNPOの源です。もっと言えば、人としてのやる気・元気の源ではないかと思います。内閣府のNPOホームページによれば、昨年12月31日現在の全国のNPO認証数は36300件です。鳥取県は167件と全国で最も少ないのですが、人口が全国で最も少ないことと合わせ、みんなが肩を寄せ合い、助け合って団欒(だんらん)の中で暮らしているというポジティブなイメージでとらえることができます。 それがボランティア活動参加率日本一という結果をもたらしているのではないかと思います。また、「NPO法人未来」で検索すると全国で六つあります。「未来」という言葉の持つポジティブなイメージがあるのかもしれません。


地域社会のニーズに応えていく活動をこころざして

 私が小児科医になって間もないころに聴いた「子どもは未来である」という小林登東大名誉教授の言葉が、 今でも鮮明に思い出され、私の座右の銘になっています。 NPOの活動は県内でも活発に行われ、地域社会のさまざまな分野(福祉、教育・文化、まちづくり、環境、国際協力など) での活動や行政との協働・連携などを通じて地域の活性化に大きな役割を果たしています。社会の多様化したニーズに応え、安心で活力ある地域社会を創(つく)っていく上で、今後ますます重要になっていくものと思われます。
(2009年2月7日 日本海新聞「潮流」より)



松田隆副理事長 + 松田 隆(Ryu Matsuda)

NPO法人未来副理事長。まつだ小児科医院長。鳥取県中部医師会副会長。
未来では主に「心のふれあいプロジェクト」や「歩育のすすめ」といった教育関連の事業から、健康に関わる事業まで幅広く携わっている。